もういいんだなにもかもU・x・U

元芸人の余生を割と赤裸々に綴ってやるよ

オアシス

という韓国映画を見た。年末か正月にNHKでやっていた、バーニングという村上春樹の納屋を焼くという小説を韓国の監督が実写化した映画を観て、この監督の作品が観たくなったのだ。

なぜ観たくなったのかというと雰囲気がすごいよかったからだ。登場人物の服装やキャラクターの雰囲気、景色の美しさなどが頭に残った。

 

そしてこの監督の代表的な作品がオアシスだった。なんとなく借りたのだがまさしく素晴らしいの一言。社会からのけもの扱いされている2人の純愛映画。主人公のジョンドゥはおそらく知的障害のようなものをもっていて社会になかなか馴染めない。ヒロインのコンジュは脳性麻痺患者。この2人のいくつかの愛のシーンは微笑ましくとても愛おしい。

内容はジョゼと虎と魚たちになんとなく似ていて物語終盤は完全にロミオとジュリエット

チョンゲ高架道路の渋滞の中ジョンドゥがコンジュをお姫様抱っこしてカーステを流して踊るところなんて恋愛映画の名シーンじゃないか。

 

あとやはりファッションがよかった。ジョンドゥの着ているブラウンのダウンとか出前に行く時に着てたFIFAアディダスのダウンコートとかすごいかっこよかった。ああいうかっこよさだよな。オシャレって。

 

そして僕はこの映画を観てとても考えさせられた。男が女に花を贈るという意味を。女が男から花をもらうという意味を。コンジュがなぜ私に花を贈ってくれたの?と聞くシーンを観ていると胸が締め付けられる。

 

2002年の映画。俺が高校1年のときにやっていたのか〜