もういいんだなにもかもU・x・U

元芸人の余生を割と赤裸々に綴ってやるよ

DJと俺

たまにDJをやってる。好きなレコード屋のツイートを見てたら高円寺のカフェでDJを募集しているという内容を見つけ、そこに連絡してDJをやらせてもらうことになったのが始まりだ。いやはや我ながらここぞというときの行動力だけは目を見張るものがある。

 

今日もその繋がりで知り合った人に誘われて祐天寺までDJをしに行った。

 

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DJたちはみな穏やかだ。でも音楽について話すときはとても熱がこもったりノリノリになったりする。こないだのイベントがどうだったとか、このアルバム持ってるとか、この何曲目がすごいアーバンメロウだとか音楽についての会話をみんな楽しそうにしている。みんなこんなに好きなものでたくさん盛り上がれるなんて素晴らしいことだ。

 

だが、俺はDJたちと全然楽しく話すことが出来ない。最初のはじめましての挨拶はいいのだが、人が集まってきていろんな人がたくさん話し出すと全く会話が続かない。そもそもまずDJとして未熟すぎるし知り合いも全然いないし。押し寄せるDJ流クロストークの波に全くついていけない。心の底からみんなすげえなって思う。みんな社交がうますぎる。

 

自分と同じ音楽の趣味を持つ人と話がしたいとは思っていたがDJ独特の会話が全然出来ない。DJ独特の会話なのか社会人のたしなみ的会話なのかすら分からない。完全に孤立してこのブログを書くことで自分を保っていた。なんなんだろうこれは。俺が社会人経験がないからなのだろうか。軽ーいソフトな会話が全然出来ない。みんなマーガリンな会話をしている。まるでパンにサラサラっと塗りつけるようにネオソフトな会話を滑らかにしている。いや、肝心の音楽の話になると濃い話をするのだがそれまでの会話がいたってマーガリンなのだ。マーガリンからバターに移行出来るのだ。

芸人をやっていたスキルをここで活かせよ、とも思うが芸人的観点からこの場を見るととてつもなくサムく感じてしまう。なんだこいつら気取りやがって、何が和モノだよ、そんな歌手知らねーよ、そもそもお前の音楽ではないだろ、お前が何か作ったのかよ、まず服がダセーな、DJやってるやつって意外とダセーんだよな、おっさんしかいねーじゃねーかよ、かといってイキッてDJしてる女もなんか嫌だないくら若くても、、、なんて思ってしまう。その観点からではいかんのだ。その観点というか完全にこれは俺の卑屈さからきているダークエモーションだが。

 

何回DJとして呼ばれイベントに来ても全然慣れず、誰とも楽しく話せない。孤立する。酒を飲みまくって気分を紛らわすことだってある。

 

これは致命的に俺に何かが欠落している。それしか考えられない。俺は気後れしてしまう性格なので人間関係において割とスタートダッシュを決められない人間ではある。だが、それを踏まえてもこんなに馴染めないものなのだろうか。俺はバターしかない人間なんだ。わにとかげぎすの主人公の富岡状態だ。滑らかにその場に溶けていけない。なかなか自分をさらけ出せない。これはまずい。俺はこれから社会人になるんだ。こんな場はいくらでも待ち受けているはずだ。いや芸人のときだってそうだった。他事務所の芸人とソフトな会話が出来ず全然仲良くなれなかった。それに疲れてしまったことだって何度もあった。いらぬところで折れまくっていた。いつからだろうこんなに人と仲良くなるのが難しくなってしまったのは。そして人に全然興味が持てなくなった。だから話したいことも見つけられないし話したいとも思わない。トモフスキーの恋人とくらいしかコミュニケーション取れなくなってきたって歌がめちゃくちゃ沁みる。人と人は鏡だからこんなことでは絶対にダメなのは分かってる。分かってるけど、、、

 

ダメだあ〜〜〜〜〜〜〜〜!!!!

 

俺!!!!どこにいっても!!ダメそうだあ〜〜!!!!!!!!