砂である
世の中ってこんなに退屈なんだっけ?何も目指すものがないとこんなに世の中つまらないものなんだと痛感している。耐えがたい退屈。誰かとご飯を食べても遊びに行っても心が充足することはない。
彼女を傷つけている。付き合うにつれて束縛や連絡がきつくなってきてしまいケンカも多くなった。落ち着く時間がほしいと話したら彼女は泣いてしまった。最近は仕事のことも手につかず俺に依存するようになってきてしまったという。分かっていても連絡してしまうという。今は少し距離を置いている。別れる予兆。
それにしても俺は感情が高ぶると平気で相手を傷つけることを言ってしまう。心の底では冷酷なのだろう。高校の頃から変わらなかった。だから大切な人達をいとも容易く切ってこれた。
どうしようかこの人間性?
どこにも行きたくない
こうして一応社会人として生活して4ヶ月。でもまだ4ヶ月しか経ってない。すんごい長いこと働いているような感覚がある。
どこにも行けない。日々をやり過ごす。毎日新しいことを覚えても次の日には忘れている。意識が追いつかない。死ぬまでの時間をただ浪費している。
俺は心のどこかで何か大丈夫だろ、という気持ちが常にある。芸人のときは漠然と売れないってことはないだろうなと思っていたし、歳をとってもハゲたり老けたりはしないだろうななんて思っていた。仕事をしたとしてもなんだかんだ出世してまあまあいい暮らしができるだろうなって気がしていた。
でも現実では全く違う。結果だけで言えば全て思い通りにいかなかった。でもそれで反省してこれからは現実的に〜なんて気にも全くならない。まだなんとかなると思っている。これがヤバい。これが救えない。でも現実を意識してしまったら一気に持ってかれるとも思う。現実のためだけの自分になってしまう危機感がある。全てが現実のためにあり、この体も仕事のため、思考も現実のため、好きなものも現実のため、なんてことになったら1番悲しい。脳みそはぼやけていたいのだ。常に脳の一部は虹のかかるモヤの中で見つからない状態でいて欲しい。子供の頃からずっとそう思っていた。
渡し船を壊して
昨日は仲のいい芸人の先輩と後輩と仕事帰りに飲んだ。楽しかったがやはり同じ世界に生きていないとこうなるんだなという一種のつまらなさが何度も俺を襲った。
帰りにこないだ単独を終えた後輩と偶然駅で会った。みんなで少しだけいろいろ話をした。そしてその後輩が俺に老けました?!と言った。なんかすごいショックだった。俺老けたのか。実感はある。ハゲも全然治らんし疲れてるし脳みそが全然面白いことを考えないで退化しているのも分かる。だからこそ言われたくなかった。
単独どうでした?と聞かれ、返し刀でガチで言うなら面白くなかった。と言った。言ってしまった。実際正直面白くなかったのだが老けたと言われてつい言ってしまった。こうして世界では戦争が起きていく。
なんであんなことを言ってしまったのか。俺には言う資格なんてない。そして自分がその立場にいた人間だから言われた方の気持ちも分かる。はじめての単独で頑張って褒められたいのに面白くなかったは酷すぎる。常に俺は簡単に人を傷つける精神状態にあるということがまず悲しい。
俺はもうお笑いの世界とは完全に離れた方がいいのだなと実感した。だからといって社会人として身も心も染まれるのかと言われたら、、、、