もういいんだなにもかもU・x・U

元芸人の余生を割と赤裸々に綴ってやるよ

大切な

お客様とでもいうのだろうか。こんな俺にも顧客のような人ができた。要は俺を指名して、というか通して商品を買ってくれるお客さん。その方(以下、先生と呼ぶ。昔先生をしていたらしい)とは横浜の取引先で知り合ったのだが一度うちの店に遊びに行きたいということで俺が途中まで迎えに行ってお店を案内した。俺は商品に関してまだまだ素人同然なので商品の詳しい話は上司や先輩がしてくれた。その日はそのままお帰りになったのだがまた後日来てくれてそのとき20数万円の買い物をしてくれた。びっくりした。

 

それからというもの、先生からはその商品についてなどの話で度々俺の会社のケータイに電話がかかってくる。先生は自分の買ったものに確かな安心が欲しい人なのだ。これを買ってよかった、無駄な買い物じゃなかったと背中を押して欲しいタイプの人。俺もそうだから気持ちがすごく分かる。

 

今日も先生から電話があった。コロナの話とか中国は鬼門だとかそんな話もした。

先生はうちのある上司(以下ウディと呼ぶ。ウディアレンに激似だから)のお見立てがセンスがいいと惚れ込んでいる。1回目に店に来た時にウディが商品を説明した。毎回電話でウディのことを話すのだが毎回呼び方が変わる。センスがいい人→ベテラン→あの男の人。今日の電話ではレジェンドと言っていた。

 

先生は今風水や四柱推命など易学を勉強していてマスターしたら俺を占って運が良くなる名前をつけてくれるらしい。まだマスターしていない今の段階でも仲のいい人につけた名前がとても評判がいいそうだ。

 

俺はもうこの人生その名前に頼るしかないと思っている。

 

先生には買った商品の心配なんてしてないで一刻も早く易学をマスターしてもらいたい。本当に先生と呼ぶ日が来るのを待ってます。