ホントこの世の地獄のような
昨日、芸人の後輩に急に誘われて飲み会に参加した。終電から朝まで飲みたい女の子がいるらしいとのことだった。
女の子が1人到着してすぐにツライ飲み会になる、と思った。その子は俺を見て明らかにあーあって感じの反応をした。そこまであからさまではなかったが思慮深い俺はすぐ感じ取れた。そしてノリが完全に合わない女だった。俺が1番苦手な適当な会話をするギャル。見た目がそこまでギャルギャルしていない分余計にタチが悪い。
そして2人目がきた。この子は誕生日が近いらしい。お祝いしたいとか1人目のやばい女が言ってた。この子も同じタイプ。ガチでヤバみざわとか言ってるやつを初めて間近で見て終わったと思った。
この子らと楽しい会話はできない。さらに終電もないため逃げ道もない。朝まで地獄のからくりサーカス。
クソつまらんうんこみたいな会話が流れては消え、流れては消え、、、とめどない悪臭を放つ排泄トーク。
本当にいたたまれなくなり死にたくなった俺はついにやらかしてしまった。
〇〇ちゃん、誕生日近いらしいな!そんな日にホントに申し訳ない!俺はこんなクソみたいな飲み会をするために来たわけじゃない!帰る!!俺はこの飲みをぶち壊す。ぶち壊す代償として1万置いていく。〇〇ちゃん誕生日おめでとう!
と言って店を出てしまった。後輩にはもう本当に申し訳ないことをした。後輩の顔に泥をぬってしまった。後輩は全く悪くなかったのに。ごめんなさい。
だが耐えられなかった。吹けばすぐに飛んでしまう鳥の羽をテニスラケットで打ち合っているような、本気なのか?と言いたくなるようなスカスカで嘘みたいに軽くて不真面目な会話を続けられる自信がなかった。飲み続けて空気を取り返す気力もなかった。
これはおそらく芸人を辞め無職の男という自分の中での自信のなさも大きな原因だと思う。もう芸人とコンパしてはダメなんだ。
それにしても最後のお誕生日おめでとうはヤバかったな俺の言い方といいみんなのリアクションといい。
終電がとっくにすぎた新宿に1人さまよう俺の前に千鳥足のお姉さんの後ろ姿が見えた。考える前に声をかけていた。お姉さんは終電もなくなり泊まる場所を探しているらしい。
そして2人でホテルに入った。でもやらなかった。いろいろ話を聞けばお姉さんはできない体らしかった。少し寝て俺だけ先にホテルを出た。お金はほとんどお姉さんが払ってくれた。
ホントどうしようもない時間を過ごしてしまった。無職で1番歳上の男がブチ切れて飲み会ぶち壊して後輩に恥かかせて、、社会性なさすぎだろ、、こんなんやばいやつだわ完全に。。
あー1万円〜、、、、また無駄な金がーーーーーー
今日は転職エージェントの面談。