もういいんだなにもかもU・x・U

元芸人の余生を割と赤裸々に綴ってやるよ

飲みニケーションてやつ

会社勤めもだんだん慣れてきた。しかしまだ自分が仕事をしているという感覚は持てていない。毎日が勉強で、本当に実際取り引き先の人とかとまともな仕事の話ができるのかめちゃくちゃ不安である。というより会社の人たちとどんな風に会話すれば楽しいのかまだ掴めていない。同い年の上司はもっと上の上司たちとすごい滑らかに楽しそうに会話している。とりとめのない話がうまい。すごいなと思う。俺は全く芸人としてのスキルを活かせていない。スキルなんてそもそもなかったんだろう。なんとなく周りの人たちのおかげで続けられていたんだと痛感している。毎日不器用な笑顔を見せて、どう接したら溶け込めるのかずっと伺っている。

 

昨日は2人の上司が仕事終わりに飲みに誘ってくれた。嬉しかった。酒の力を借りてめちゃくちゃ喋った。

1軒目を終えて1人の上司は帰り、もう1人の上司は上野で少し飲もうと言ってくれたのでついていった。その人は小野島さん(男)といって愛嬌が溢れまくってるお酒大好きな人。この人と喋ってるとこの人絶対仕事とってくる人だろうなと思う。誰からも好かれる人柄に恐ろしいくらいのユーモアを備えているし、「うん、飲む〜」「いいよ〜」と語尾を伸ばしてとても柔らかい口調で喋る。かわいいのだ。

 

小野島さんに連れられて上野のスナックに行った。小野島さんは本当に顔が広いらしい。酒飲んで他のリーマンと仲良くなってカラオケ歌ってベロベロになった。その後小野島さんが一杯だけ飲もうと言って雑居ビルの中のバーに入って飲んだ。客は俺らだけだった。バーテンの人は話がめちゃくちゃ苦手そうだった。いい店だった。最後にそのバーの上の階のあやしげな店で中国人にマッサージされた。耳元で15000円で気持ちよくするヨと言われ、抵抗できずコンビニに金を下ろしに行って(中国人ついてきた)なぜか16000円取られて気持ちよくしてもらった。こっちが触ると向こうはアイヤーとか言って感じたフリをしていた。すんごいアホくさくなったが全てを受け入れた。隣の個室では小野島さんがすごいイビキをかいて寝ていた。前回書いたのに今月の給料で風俗しちゃったよ。8時になって小野島さんが先にシャワー浴びててその後浴びたらその途中に、じゃ、先行くね〜と言って小野島さんが先に行ってしまった。シャワー室の扉を開けてごちそうさまでした!と言ったら、なんだよビショビショじゃねーかヨぉって笑ってた。すげえ出勤だなと思った。てかあの店の意味がよく分からなかった。寝るだけの人もいるし俺みたいに抜いてもらう人もいるし、何屋なのか謎。

 

打ち解けられたかもと思い2人の上司に昨日のお礼をしていろいろ話そうと思ったが2人は結構普通の対応だった。あまり踏み込まない方がいいのかなと少し悲しくなったが、それが社会人のマナーなのかな?と思うことにした。

まだ笑顔に変な筋肉使ってて変なやりとりしか出来てない。