もういいんだなにもかもU・x・U

元芸人の余生を割と赤裸々に綴ってやるよ

フラれました

彼女にフラれた。昨日、少しでも会えない?と連絡があって急いで準備して新宿まで行った。

 

明日なら大丈夫だよって返信したら借りたレコードも持ってきてるしって返ってきたとき、あれ、って嫌な予感がした。彼女は前に別れ話が出た時も、すぐに俺に関するものを返そうとした。その時は俺のアパートの合鍵だった。その時はすごくショックだった。今までもらったプレゼントの中で1番嬉しいと喜んでくれたのがその合鍵だった。

 

別れてほしいと言われた。理由は俺がマッチングアプリで女の子にあっているのがバレたからだ。このブログでも赤裸々に書いていたが、思ったことをなんでも呟くツイッターのアカウントを作っていてそこでマッチングアプリでの出来事を面白おかしくツイートしていた。そのアカウントが彼女に見つかってしまった。アホなことこの上ない。

 

なんでそんなのやってるのか言われたらよく分からない。多分誰かに笑ってほしかった。芸人辞めて、誰かにウケるってことを欲していたと思う。このブログだってそうだし。

 

そのツイッター、そうだよね?アプリやってる?と言われたとき、違うよって嘘をついて彼女への愛を貫くこともできた。そうするべきか迷った。だが、そうなんだごめん。と認めてしまった。

 

彼女は俺が何を考えているのか分からない、プロポーズもしたのに結婚についての話をしないし不安、こんなときも他の女の子と会っているのかなと思ってしまう、俺に対して尊敬できるところがなくなった、と言っていた。

 

そりゃあそうだ。当然だ。俺がやっていたことは最低だ。マッチングアプリで知らん女の子と連絡をとったりした。別にセックスをしたとかはないが他の女の子と数人会ったりした。しかもそれをバカみたいにツイートしてる。そのアカウントは俺の本当に仲のいい3人しかフォローしていないし見たら分かってしまうものだ。

 

別れてほしいと言われたとき、そんなの正直ヒドイと思うと言い返した。俺は少なくとも彼女との今後を考えて芸人を辞めた。押し付けがましく言うわけではないが君のために辞めたんだぞというところがあった。

 

その後ツイッターのことを言われて何にも言えなくなった。だっせえコントかこれは。バカじゃね?俺きっつ。このマヌケ。調子乗ってっからこうなるんだよ。恥ずかしいやつ〜。ものすごいカウンター持ってんじゃん。策士だねぇ。諸葛亮孔明じゃんあんま詳しくないけど。どうやってアカウント知ったんだ?ねぇ夢なら醒めて。

 

ずっと1日花粉症で鼻水がズルズルとめどなく流れていたのに、なぜかピタッと止まっていることに気づいた。

 

いいことも悪いこともたくさん彼女に言いたいことがあった。でも見苦しいマネはしたくなかった。せめて最後だけは、俺がしたことの非を認めた以上は、謝ってさよならをしなくてはと思った。それでも少しだけ言ってしまった。お笑いがやっぱり好きだから自分の中でずっと整理がつけられていないこと、この先、生きていく上で自分を好きになれるのか考えていたこと、芸人を辞めてから彼女に対する愛が少しずつ冷めてきてしまっていたこと、胸を張って自分の人生を肯定できるのか悩んでいること、自分の選択が本当に正しかったのか迷っていることなど。本当に言ったかな?なんかよく覚えてない。

 

彼女はごめんねと言った。私が振り回してしまったねと言った。こんなことを言わせてしまったことを後悔した。俺はまた間違えた。そして彼女は君の人生が輝くといいね。今まで楽しかったよ。と言った。あと、お互い真剣じゃなかったのかもねって。なんだよそれ。

 

全ては俺がブレブレの人間だから起こったことであった。中途半端の優柔不断人間。100年に1人のどっちつかず君。結婚する覚悟も自分を肯定する潔さも、ましてや今の仕事や恥や醜い意地を捨ててお笑いに戻る勇気さえない。10年付き合って別れた元彼女に対する罪の意識もずっとずっと感じている。自分が自分を好きでいられていない。

 

臆病なだけ。臆病でいることで自分を保っている。決断が出来ないのは、幸せになることにも不幸になることにもビビってるからだ。

 

 

全部台無しにした。全部無くした。お笑い辞めた意味すらなくなった。俺の蒔いた種だけど。ホントどん底だ。死んだら?俺なんか。

 

 

今は話を聞いてくれる先輩や後輩からいただく言葉とアドバイスと励ましとお前本当にバカだなって全てを包み込んでくれるような笑い声だけで首の皮一枚つながって生きていられます。