愚か者は誰だ
今日は新橋の転職エージェンシーに面談に行った。あまり本気で仕事をしようとは思っていなく、なんのやる気も出ないし家にいても頭がおかしくなるだけなのでとりあえずサイトに登録してとりあえず面談に来てみた。
するとなんと面談の担当をしてくれた人が元芸人だった。よしもとでやっていたらしい。しかも同期。すごい巡り合わせもあるもんだ。お互い売れてなかったので知らない者同士ではあったが不思議な縁だ。
だから普通に話してて楽しかった。
彼は元芸人の心持ちをすぐに理解してくれ、少し面白くて引きのある求人をいくつか紹介してくれた。
その中に女社長の右腕という仕事があった。女社長の側について回って社長がなめられないようにするらしい。女性だけだとやはり相手になめられることもあるようだ。それでいろいろ仕事を覚えていくらしい。
しかし、そこの会社は従業員が3人しかいないらしい。社会経験の多い妹に聞いたらかなり高い確率でブラックだと言っていた。たしかにそんな予感もする。
実際受かるかは分からないんだし、応募はしてみようと思う。なにせ女社長の右腕だ。芸人なら応募するだろ。いや芸人ではないけども。
そんでせっかく東京に来たしどっか行くかと思い三茶に古着屋を覗きに行ってみた。
16000円のラルフローレンのブルゾンを買ってしまった。
分かってる。無職の分際でこの出費は許されない。だからやめようと思った。だがその時、郵便局のバイトで一緒だった伊東くんが言ってた「値段で諦めようとするなら買え。それはきっと必要なものだ。値段で買おうとするならやめておけ。それは結局必要のないものだ。」という言葉を思い出した。そして買ってしまった。
誰か有名人が言っていた言葉らしくすごい納得したんだ。と彼は言っていた。僕も妙に納得した。
こうして女社長の右腕にならなくてはいけない理由が1つ出来た。